こんにちは!株式会社倉橋電工です。
電気工事のプロとして、門真市を拠点に近畿圏で活動しております。
今回は、自宅で電気自動車を充電するために必要な充電用コンセントの種類と費用についてご紹介します。
電気自動車は環境にやさしいだけでなく、充電コストも安く済むメリットがあります。
しかし、自宅で充電するためには専用のコンセントが必要です。
どのようなコンセントを選び、どのような工事が必要なのか、詳しく見ていきましょう。
充電用コンセントとは
充電用コンセントとは、電気自動車(以下、EVと呼びます)を自宅で充電するために必要な設備です。
一般的な家庭用のコンセントでは、安全に充電することができません。
充電用コンセントは、日本配線システム工業会規格に準拠した専用の電源プラグに対応しており、ロック機能や防水機能が備わっています。
また、出力も一般的なコンセントよりも大きく、充電速度も速くなります。
充電用コンセントの種類
充電用コンセントには、「200Vコンセント」と「100Vコンセント」の2種類があります。
200Vコンセントは出力が約3kWで、100Vコンセントは出力が約1kWです。
出力が大きいほど充電速度が速くなります。
例えば、バッテリー容量30kWhのEVを満充電する場合、200Vコンセントでは約10時間かかりますが、100Vコンセントでは約30時間かかります。
そのため、自宅で充電する場合は200Vコンセントを選ぶことが一般的です。
充電用コンセントの設置工事と費用
充電用コンセントの設置工事は、第二種電気工事士以上の資格を持った施工業者に依頼する必要があります。
設置工事の流れは以下の通りです。
・施工業者を選ぶ
・現地調査に立ち会う
・契約して工事に立ち会う
設置工事の費用は、自宅の環境や施工業者によって異なりますが、一般的には10万円~20万円程度です。
この費用には、充電用コンセントの製品代や工事費、電気契約容量の変更費用などが含まれます。
なお、200V化の電気工事が必要な場合は、別途費用がかかります。
充電用コンセント以外の選択肢
充電用コンセントは、設置費用が安く手軽なメリットがありますが、デメリットもあります。
一つは、車載充電ケーブルを利用する必要があることです。
車載充電ケーブルは車種ごとに異なる専用品で、長さや形状に注意しなければなりません。
また、車載充電ケーブルを毎回接続するのは手間がかかります。
もう一つは、出力が低いことです。
200Vコンセントでも出力は約3kWと限られており、充電時間が長くなる可能性があります。
そこで、充電用コンセント以外の選択肢として、「普通充電器」と「V2H機器」があります。
普通充電器は、壁面取り付けタイプやスタンドタイプの専用の充電器で、車載充電ケーブルを利用せずに直接充電できます。
出力も6kW~10kWと高く、充電速度も速いです。
ただし、設置費用は30万円~50万円程度と高くなります。
V2H機器は、自宅の太陽光発電システムや家庭用蓄電池と連携して、EVのバッテリーを自宅の電源として利用できる機器です。
災害時のバックアップ電源としても活用できます。
ただし、設置費用は100万円以上かかります。
新しい時代の電気工事
株式会社倉橋電工は、近畿圏内で電気工事を行っております。
自宅でEVを充電するために必要な充電設備の設置工事も承っています。
お気軽にサイト内のお問い合わせフォームからご連絡ください。
太陽光発電・家庭用蓄電池の設置なども行っております。